ゆうびん

CHARGE(チャージ)症候群という先天的な疾病を抱えて生まれた裕(ゆう)と過ごす風景を書き連ねます。

「かまくら」で7歳

今年も無事に2月を迎え、ゆうは7歳になりました。

幼稚部では誕生日会が開かれていましたが、小学生になるとそういう場はなくなります。
けれど、あちこちで「おめでとう」と声をかけていただき、何人かの女の子からカードをもらってきました。ありがとうございました。

私の手帳の2月の予定にも、いつの間にか「ゆう B・D」と書かれていて、本人も誕生日をアピール。
年ごとに本人のふるまいが変わっていることを実感します。

今年は、2月ならではの場所でと考え、こんな場所でお祝いしました。

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かまくら」でお鍋を囲みます。
足元からじわじわと寒さが伝わってくる中、熱いお鍋を食べて、暖まります。
ゆうは、雪の中で遊び、くたびれたせいか、お腹いっぱい、寝たい、と主張し始め、ほどなく横になりました。
かまくら」なんて、めったに来られないよ、とアピールしても、睡魔にはかないません。
ゆうの分まで、たらふく食べて、「かまくら」を後にしました。

https://www.iiyama-ouendan.net/special/kamakura/


今年は雪が少なかったため、「かまくら」を作るのも大変だったそう。
夜はろうそくに灯りの浮かび上がるさまが、なんとも幻想的ですが、昼間は全然雰囲気が違いました。

夜が明けて、久しぶりにスキー場へ繰り出しました。
このスキー場は、自転車でスキー場を走りまわることができて、ちびっこにはストライダーも用意されています。
ストライダーを乗りこなすゆうにぴったりではないかと考え、連れ出しましたが、やはり初めての乗り物には緊張感を隠せない様子。
雪の斜面を押し上げて、滑り降りるよう促すと、慎重に滑りはじめました。
何度か繰り返すうちに、要領を得たようで、早く坂の上へと要求するようになりました。

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2月末、突然の休校でろう学校もお休みとなりました。
学校は楽しみでしたが、行き帰りに乗る電車では見えない感染症を恐れつつ過ごしていたので、しかたないとのこと。
けれど、図書館などの公共施設も休みで、家にこもり続けているのも、さすがにきついところです。

無事に誕生日を迎えられたことを喜びつつ、新しい感染症ひとつで世の中がこれほど変わってしまうのかと戸惑っています。

次の1年が良い年となりますように。

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ケーキはおうちで。
「7」の形のケーキを妻が取り寄せました。