8歳になりました
ドラえもんのアイスケーキ
先週、ゆうは8歳になりました。
プレゼントには、自分が生まれた時の絵本を作ってほしいと言いました。
生まれてすぐに保育器に入り、まもなく心臓手術をしたことなどは、撮りためたビデオを見て、ゆう自身よくわかっています。
生まれた時、自分はどんな声で泣いたのか、その時、ママは何と声をかけたのか、それを見ていたじいじとばあばはどんな気持ちだったのか、1日をどんな風に過ごしていたのかを知りたいと言うのです。
私は出産立ち会いには間に合わず、慌てて乗った新幹線の中で、おかあさんからの電話を受けて、無事生まれたことを知りました。
そのときのことは、今でもよく覚えています。
そしてその日から波のように押し寄せてくる出来事にもまれながら、なんとか過ごしていた日々を思い出します。
ゆうが当時のビデオを見たいというので時々一緒に見るのですが、食い入るように映像を見つめるゆうの姿に、こんなに大きくなるとは想像できなかったと感じ入っています。
無我夢中であり、ゆうとともに過ごす中で、父としての自覚めいたものが芽生えていったようにも思い返しています。
ゆうが学校でどう過ごしているかは、妻を通して知ることがほとんどです。
先日、「ありがとうと思うことが、今日学校であった」とゆうが言ったそうです。
話を聞くと、体育の時間で、体育館を10周走る持久走があり、もともと体力のないゆうはヘロヘロになったそう。
「もう、むりだ、むりだと思ったの。」と言うので、
「あ、わかった、誰かががんばれ~って言ってくれたから、ありがとうと思ったんでしょ?」と妻が返すと、
「ちがう、むりだ~と思ったけど、最後まで走れたから、自分の心にありがとうって言ったよ」とのこと。
その視点は持ってなかった。
ゆうに気づかされることがどんどん増えていきます。
ママのまねをして!とカメラを向けた時の表情が、こちら。
…よく似ています。
妻を知る方は大いに笑ってください。