ゆうびん

CHARGE(チャージ)症候群という先天的な疾病を抱えて生まれた裕(ゆう)と過ごす風景を書き連ねます。

はじめての通知表

ゆうが通っているろう学校は2学期制のため、9月末に通知表をもらって帰ってきました。
「よくできる」「できる」「もう少しがんばろう」「もっとがんばろう」の4段階になじみがある私には、◎ ○ △ という今の時代の3段階の記号にはどうもなじめません。
算数が得意だと豪語するゆうは、◎ばかりの算数を見てご満悦でしたが、体育に◎がないと不満げでした(笑)

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こちらは、「うるさーい!」と怒る、ゆう。
宿題が間違っているよ、と言われて怒っています。
わかるなあ。
妻の注意はきついものがあり、「うるさーい!」と言いたくなるのもよくわかります(笑)


もともと、ゆうは家で遊ぶのが好きなタイプ。
好きなことを尋ねれば、
「いいこと いちにち いえにいる」
などと答え、
休日に「明日何がしたい?」と尋ねれば、
「お寿司を食べて温泉に行く」
「図書館で本を読む」
などと、ずいぶん老成した答えが返ってきました。

しかし突如、変化の兆しが!
「海に行きたい!」
「パンツだけになって、砂浜で遊びたい」と。

夏が終わったのに、これから?
こんなに涼しいのに?
と半信半疑で江ノ島の砂浜へ繰り出しました。

すると、波打ち際をひとりはしゃぎながら走り回っています。

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海は苦手、などと言っていたのが嘘のよう。

どこでスイッチが入ったのかもわかりませんが、とにかく9月末から10月にかけて、何度も江ノ島に繰り出しました。
来年はどんな夏になるんだろうか?

 

最後に、ひとつおすすめです。

手話や筆談、身振りなどと謎解きゲームを組み合わせて、言語や文化の違いを楽しむ『異言語脱出ゲーム』があります。
http://igengo.com/igengoescapegame/

このゲームを企画・運営している IGENGO Lab. |  異言語ラボ に関わっている若者のお誘いで、新しく開発されたゲームで遊んできました。
その様子が、こんなにかっこいい映像になりましたので、見てもらえたらうれしいです。

初の動画!

 

SIGN FICTIONARY
https://www.youtube.com/watch?v=m1S_UCQI1i0

フクワライ
https://www.youtube.com/watch?v=Frzf2MRz1qA

 

オセロゲームが楽しめず、私と対戦するとすぐに私の色になって終わってしまうゆうなので、新しいゲームで楽しく遊べるのか、不安の方が大きかったのが正直なところでした。
けれども、同年代のお友達や大人ともやりとりを重ねながら、楽しそうにする様子を見て、まあなんとかなるもんだ、と胸をなでおろしました。

 

そんな「異言語ラボ」では、クラウドファンディングをはじめました!

https://camp-fire.jp/projects/view/201002

手話を学び始めて感じたことのひとつは、体を最大限に使って伝えれば、自ずと通じ合うものだな、ということです。
互いの思いを伝え合う、その方法はさまざまです。
こんな取り組みがあるんだと知っていただき、応援いただけたらありがたいです。