ゆうびん

CHARGE(チャージ)症候群という先天的な疾病を抱えて生まれた裕(ゆう)と過ごす風景を書き連ねます。

小1の夏 

早いもので、もう8月も終わろうとしています。

そして、前回の記事から早くも2ヶ月経とうとしています。。。
間が空きすぎてしまいましたが、私たち家族にとっては、忘れることのない時間でもありました。


ろう学校は夏休みに入り、宿題やアサガオなどの課題を持ち帰ってきました。
せっかちの妻と洗脳された子は、淡々と7月中に宿題をこなしました。
どちらかと言えば、休みの終わりに宿題の山と向き合ってきたタイプの私にとって、なんだかすごく圧倒される感じです。

 

妻の父が入院したので、お見舞いに出かけたところ、病室で、父は新聞、孫は絵本をそれぞれ静かに熟読していて、やはりゆうはインドアで過ごすのが好きなのだなとの思いを強くしました。

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妻の実家にて、ばあばのお手伝い。

見るのも怖いほど豪快な皿洗い。

ばあばは、「見たらだめ」と豪快に笑う。

 

その後、帰京して、東京の真ん中にゆうとふたりで繰り出しました。
ムーミン谷の夏まつり
http://famifes.nissaytheatre.or.jp/info/2019_info/moomin/

東京ミッドタウン日比谷、という、おしゃれで巨大な空間をさまよいつつ、お昼ご飯を食べて、観劇。
その後、お向かいの日比谷公園で開かれていたお祭りで、お面を買い、金魚をすくい。

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ドラえもん人間

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金魚をすくえたでしょうか。

奮発して、2階建てグリーン車に乗り、並走する東海道新幹線に手を振りながら帰路につきました(手を振り返してくれたみなさま、ありがとうございました)。

 

そして8月を迎え、
父が息を引き取りました。

ゆうも、じいじじいじと呼びかけ、亡くなったとわかると、今度はカーテンを開けて空を眺めています。
どうしたの?と聞くと、お空にいるから探すんだ、と。
望遠鏡を買って、それでじいじを見るんだ、とも。

夏らしい青空が広がっていました。

 

お通夜や告別式でたくさんのお客様にとまどいながらも、あちこち走りまわるゆう。
お坊さんの所作を真横で興味深そうにのぞきこんだり、父の棺に花を入れたり、お焼香をしてみたり。

じいじはいつ赤ちゃんになって戻ってくるの?とも。

私も同じ年頃に、母の父が亡くなったことを思い出し、その時の記憶がよみがえってきました。
ゆうにとって、この時間は、将来どのような記憶として残るんだろう。

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