馬に乗りました。
障害をもつ人のための、乗馬体験会に参加してきました。
RDA(Riding for the Disabled Association)というイギリスに本部を置き、障がいを持つ人たちにも健常者と同じように乗馬の機会を提供し、健康や暮らしの質の向上を図ることを目的とした団体があります。
その日本の組織 RDA Japan による「馬とふれあう会」の体験会です。
活動内容や注意事項について説明を伺い、さっそく小さな牧場で馬に乗りました。
ゆうは、乗る時も特にいやがることもなく、馬が歩きだしても綱をしっかり持って、バランスをとりつつ、馬の背中で揺られていました。
予想していたよりも、余裕を感じ、楽しげな様子。
慣れてきたころに、インストラクターのおねえさんとサイドウォーカーの父の間で、バトンや輪っかを手渡しする運動も。
こちらも、手話を使いつつ、ゆうに意図を伝え、難なくこなしていました。
ゆうはひとりで座っていましたが、車いすに乗る子どもたちも、お父さんお母さんと一緒に騎乗して、楽しんでいました。
お馬さんも、ゆったりと歩みを進め、なんだかベテランの貫録です。
ちなみに、この馬の名前もゆう(15歳のオス)。
人に慣れているそうで、ゆうともなにやらやりとりを交わしています。
ゆうは、乗せてもらったお礼を伝え、馬のたてがみのほつれを直していました。
いろんな体験をさせたいとあちらこちらと連れまわり、親もそれなりにくたびれるわけですが、このようなゆうの仕草にあたたまっています。
美容院ごっこ
妻の実家に帰省したゆうは、おじいちゃん相手に美容院ごっこに夢中です。
顔にタオルをかぶせ、ポンプを押してシャンプーらしきものを手に取り、指を立てて軽くマッサージ。
たまに顔をのぞいたりしながら、髪をブラシでとき、最後にエアワックスでセット。
かなわんと逃げ出すおじいちゃんを追いかけ、連日この遊びが繰り返されていました。
わしの毛が抜ける!(おじいちゃん)
もともとあらへんやないの!(おばあちゃん)
妻の実家にこだまする絶妙なトーク。。
我が家はゆうが産まれる前からお友達の美容師さんにお世話になっており、妻のむちゃオーダー、彼女のセンスにより、ゆうの個性的な髪型が毎回出来上がっています。
今回はクレラップの女の子です。
九体の阿弥陀如来が並ぶ本堂は、いつお参りしても心を打たれます。
池をはさんで、本堂の向かいにある三重塔も含め、境内の雰囲気は季節ごとに移ろい、いつお参りしても新たな気づきがあります。
我が家に引っ越し
先週、我が家に引っ越ししてきたのは、ショコラウサギの一家。
そう、シルバニアファミリーです。
基本のセットにはお母さんと子どもしかついていなかったらしく、わざわざ別売りのお父さんを買ってあげたと妻から説明。
そういうものなのか。ありがとうございます。
相変わらずゆうはトミカが好きなのですが、女の子が好きそうな人形遊びも最近は気に入っている様子。
早速届いたシルバニアファミリーで遊ぶゆうを観察していた妻いわく、ママウサギはいつも勉強机に向かい、パパウサギはいつも寝ているとのこと。。
さて、今日は人形劇に行ってきました。
たいらじょうさんのシアタージョーへ、演目は「大きなかぶ、三匹の子ぶた」。
(※8/30 リンクを追加しました。)
先日にサーカスに引き続き、またも私、舞台上へ招かれ、人形のジョーくんを操らせてもらいました。
簡単そうに操っているけど、これはなかなか大変。
軽やかに、そして自然な素振りをするジョーくんを見る目が変わりました。
ひとくちに「人形劇」といっても、いろんな形があって、その豊かさを感じるひとときでした。
表現って奥が深いですね。
花を生けるゆう。
手のなかのかたち
横須賀美術館で開かれた、子ども対象ワークショップに参加してきました。
講師は開催中の企画展、「自然と美術の標本展」の造形作家、原田要さんです。
手をグーの形にした時、手のなかはどんな形になっているのか、石膏で型をとってみようというもの。
手のなかのかたちは、目には見えないものですが、石膏によって目の前に「かたち」となって現れてきます。
考えてみるとたしかに不思議。
美術館にある、海を眺められるレストランでお昼を食べながら、ワークショップという新しい手話を使って、楽しみだね!などと、妻がゆうのテンションを上げます。
が、ワークショップ開始直後、ゆうはあっけなく睡魔にさらわれてしまいました。
船を漕ぐゆうが椅子から滑り落ちてしまいそう、また、まわりの雰囲気を壊していないかと、私はハラハラ。
すると「ちょうどよかった」と妻の明るい一言。
石膏は固まるのに10分程度、じっとしていなければなりません。
妻が、寝ているゆうの手の中に石膏を流し込み、私が両側から押さえつけることに。
石膏は化学変化で、熱を出しながら固まるため、次第にぬくぬくしてきます。
ゆうもさすがに異変に気がつき、何だ何だと目を覚ましました。
多くの子どもたちが制作に取り組む中、起きたゆうは泣き出しますが、妻は「大丈夫!ママもやってるよ。楽しいねえ!」と顔色変えず、手話を繰り出します。
そしてできたのはこちらの作品。
左が妻の手のなかのかたち、右がゆうの手のなかのかたち。
ワークショップ終了後、感想を尋ねると、「楽しかった!パパは?ママは?」とゆうの満面の笑みのコメントがありました。
ビ・バ・我が家のかたち。