初夏の葉山
先週、今週と2週続いて、葉山に行ってきました。
先週は初シーカヤック。ゆうを真ん中に乗せ、葉山の森戸海岸から名島という無人島まで漕いで上陸。磯遊びをしようと目論みましたが、ゆうは海に浸かるのはイヤ、と抵抗に遭いました。
帰り道は裕次郎灯台を横目に、岩場をすり抜け、すぐ届くところにあるウニを目の当たりにしながら、漕ぎ切りました。
私にとっては、学生時代以来のシーカヤック。
こちらでお世話になりました。
そして今週は初めてのSUP。
ご覧のように妻は立っていますが、私はゆうをボードに座らせ、バランスをとれるか不安だったのでほとんど膝をついてこぎ続けました。
私もひとりで乗る分には立って漕げたのですが、やはり落ちそうだったので、その時にゆうを支えられるかどうか不安が拭えず、無難に落ちないことを優先しました。
長者が崎の小島にたどりつき、箱ガラスで磯を観察していました。
海の中がはっきり見えるので、ゆうも興味津々の様子。
先週は嫌がっていた海遊びもまんざらではない模様で、こうして一歩ずつできることを増やしていくのがいいのかな、と実感しました。
今回は、こちらでお世話になりました。
SUPにすっかりはまった妻は、
「あと40年しかないのに、まだやってないことがいっぱいや!なぁ?」と一言。
そ、そうですね。。
海、湖、山、川、高原とアウトドアで挑戦できることはまだまだありそうです。
最後に、夏のヘアチェンジ。
(7/24追記:画像を追加)
今年も田植え
昨年に続き、今年も埼玉で田植えをしてきました。
「環境に関する手話研究会」のスタッフの方が主催して開かれたものです。
子どもを含む20人ほどが田んぼに一列に並び、ひとつひとつ苗を植えました。
去年参加した時は、まだゆうは歩けなくて、嫌がるゆうを抱えて、田んぼの中へ入りました。
歩けるようになったゆうは、田んぼには入るものの、苗を植え付けるために前へとかがむ動作はまだ難しいようです。
お昼の休憩が終わり、一緒に田んぼへ行こうと言ったら、パパとママが一緒に行って、ぼくはこのイスに座って見ている、と手話で言い返されました。
そんなゆうを抱えながら、午後も田植えを続けました。
参加者のうち、私と妻だけが聴者で、この集まりではいわば少数派の立場。
春から私も手話教室に通いはじめ、去年よりは会話を読み取ることができたものの、まだまだ会話についていけません。
ゆうが、私が知らない世界への扉を開いてくれたんだな、そう改めて感じた一日でした。
ぼくはけっこん、まだとおもう
最近、我が家によく遊びに来てくれていた男の子、ゆうの担任の先生、と相次いで結婚されました。
久しぶりにそのお兄さんに会い、奥さまと赤ちゃんを紹介されましたが、ゆうは照れてモジモジしていました。
夕方、妻が絵日記に「けっこん」について書いたあたりから、ゆうの質問が始まりました。
ゆう「○○せんせいは、けっこんしているの?」
妻「まだだよ」
ゆう「△△せんせいは、けっこんしているの?」
妻「してるよ、娘さんは保育所に通ってるよね」
ゆう「ママはけっこんしているの?」
妻「パパとしているよ、ゆうがいるよ」
ゆう「ゆうはけっこんしているの?」
妻「....どう思う?」
ゆう「ぼくは...けっこんまだとおもう」
池坊流、華道デビューしました。
私はセンスないのを自覚しているので、見守るだけ。
同じ花を使っているのに、生けられた花の雰囲気はみんな違いました。不思議。
ヒゲ博士とナンセンス★マシーン
東京大学本郷キャンパスに行ってきました。
妻がリスペクトする、明和電機の子ども向けイベントに参加するためです。
明和電機の名前を聞いたことはありますが、見るのは初めて。
どんなもんでしょう。
見たこともない機械が、予想外に動くさまには、目を惹きつけられました。
ナンセンスのようでいて、思わず頷かされるところもあり、そんな発見の連続で、あっという間に時間が過ぎていきました。
デジタル絵本展も同時開催されていて、ゆうはこちらが気に入った様子。
自由にタブレットを操作する子どもたちを見ていると、時代の流れを感じます。
ちなみに、グルグル巻かれた紙が、息を吹くと伸びるおもちゃも気に入った様子。
古くからのおもちゃと新しいタブレット。
その組み合わせも、なんだか新鮮。
その後、40年生きてきて、はじめてシチリア料理を食べました。
メニューを見てもどんな料理かさっぱり分からず、ドキドキしながら料理を待つ間、ゆうは、「○○さんと来たような店?」と涼しい顔で言っていました。
○○さんと行ったのは、イタリアンのお店。
たしかにそんな感じですね。
ペンギンは何を食べる?
先日、ろう学校で動物園に遠足に行ったそうです。
動物園に行ったら、水族館行かなあかんやろう!と妻が言い、八景島シーパラダイスに出かけてきました。
〇ペンギン
動物園の事前学習で「ペンギンは何を食べる?」と聞かれたゆうが勢いよく答えた一言。
「ハンバーガー!」
アニメの「ペンギンズ」が大好きなゆうは、ペンギンは空を飛び回り、ハンバーガーを食べると思っているらしい?
しっかりと実物を見せました。
〇イルカ
イルカが寝ているところを、はじめて見ました!
眼を閉じて、気持ちよさそうにぷかぷか浮いていました。
イルカのショーも見たのですが、横で妻が「見本がない新技は、どうやっていちから教えるんやろう?」とブツブツ。
もはや見る視点が。。
水族館は、夏は涼しく、冬は暖かいのも魅力ですね。
牢屋の番人
3泊4日のキャンプに出かけてきました。
今回は、他のろう学校に通うお子さんの家族と一緒でした。
手話関係のイベントに出かける中で、たまたま何度か出会って親しくなった方からお誘いいただき、初めての参加です。
ゆうだけが別のろう学校、みんなお知り合いといった中に加わるので、私は大変緊張しますが、妻とゆうはすぐに輪の中へ飛び込んでいきました。
幼稚部はゆうだけで、主に小学部高学年の子どもたち。
一緒に遊ぶのは難しいかな?と見ていたところ、お兄ちゃんお姉ちゃんが手をつないでいろいろな遊びに連れて行ってくれました。
ドロケイが始まり、子どもたちが走り回り、歓声が聞こえてきました。
もちろんゆうがそこに加われるはずがなく、どうしているかな?と思っていると、ゆうの楽しそうな声が聞こえてきます。
気になって様子を見に行ったところ、ゆうはなんと「牢屋の番人」という大役を任されていました。
そして番人ながらも、牢屋に閉じこめられた囚人に遊んでもらい、喜んでいる声でした。
走り回れないゆうに配慮し、子どもたちは自然になかまに入れてくれていました。「パパも来たの?じゃあゆうと一緒に、ちゃんと見張っていて!」と言われ、しばらく私も番人役をしました。
アリの巣を観察するゆう
釣り、磯遊び、バーベキュー、温泉など、たくさん楽しいことがありましたが、「牢屋の番人」を考えてくれた子どもたちの気持ちがうれしく、キャンプでいちばんの思い出となりました。