ゆうびん

CHARGE(チャージ)症候群という先天的な疾病を抱えて生まれた裕(ゆう)と過ごす風景を書き連ねます。

5歳半の夏 広島と京都

ゆうが生まれて5年と6ヶ月。
CHARGE症候群の診断を受けてから、ほぼ4年。
あらためて書くと長いような気もするものの、やはりあっという間という感覚の方が強いでしょうか。

その頃は、この先どのように育っていくのか、考えても答えが出ないことを考えつつも、とにかく、今やれることをやろうと過ごしてきて、今に至ります。

こんなふうに夏を過ごしているとは、その頃は想像もできませんでした。

今年の夏は、いつものように広島への旅に出かけ、帰りに京都をまわりました。

まず、広島と言えばマツダ

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マツダミュージアムと工場見学に参加しました。
三輪トラックから始まった会社だったんですね。
ゆうとともに、自動車組立工場の効率的な作業を上から眺めて、その仕組みに感嘆。
流れ作業で淡々と自動車が組み上がっていくさまはおもしろい!

 

今年も原爆ドームを訪ねました。
風がそよいで、キャンドルの火が消えやすかったですが、過ごしやすい夕暮れ。

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8月9日、長崎に原爆が落とされた73年前を思い、キャンドルナイト

 

そして恒例の釣り。
今年もめだか丸にお世話になりました。めだか丸釣行記

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ゆうもリールをゆっくり巻いて釣り上げました。

船長さんの腕のおかげで、息つく暇もない、まさに入れ食い状態。

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ひらあじ96匹、たい9匹、べら1匹、合わせて106匹。

朝6時過ぎに出港し、12時ごろに戻るまで、実質4時間弱でこの釣果。
さばや小さなたい、ふぐなどリリースした魚も多くて、ほんとにひたすら釣り上げ続けていました。

続いて、宮島でシーカヤック
こちらでお世話になりました。
宮島シーカヤック大鳥居ショートコース | HART ADVENTURE CENTER

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厳島神社の鳥居を海からくぐる様子を見て、一度経験してみたいと思って参加しました。
ところが、当日は玉取祭が開催されていて神事の時間と重なり、くぐることはかなわず…

残念でしたが、海の上から、厳島神社と弥山、そして玉を取り合う男達の姿を見ることができたのでよしとします。
欲を言えば、もう少しゆらゆら揺られていたかった。
しかし、親の心を知らず、ゆうはカヌーに揺られているだけなのに「疲れた~」とのこと。
私だけパドルを持ち、妻とゆうは漕いでもいないのに(笑)

 

真夏の広島城を訪ね、マツダの工場を見学し(午前中にはトミカ博にも行きました)、早朝から釣り、暑い宮島でシーカヤック
そして夜はバーベキューと、旅のスケジュールも息つく暇もなく詰め込まれていましたが、ゆうは親よりずっと元気でテンションも高く、過ごしていました。

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バーベキューもいいけど、夏と言えばすいか。洗面器でいただく田舎のすいか。

 

慌ただしく日程をこなして、京都へ。

広島市内や宮島でも、外国からの旅行者の方々を多く見かけましたが、そこはやはり京都。
市バスの車内で飛び交う言葉は、外国語ばかり。
修学旅行で京都を訪れた四半世紀前と、同じ場所とは思えません。
ゆうが大人になったころ、京都はどんな風景が広がっているのでしょうか。

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京都駅で、おさるのジョージと。