背中を流してもらう
お風呂に一緒に入るとき、これまでは私がゆうを洗うことがほとんどでしたが、ふと思い立ち、私とゆうが向き合って、一緒に体を洗ってみました。
手や首、お腹、足、とタオルでこすっていきます。
まだ、私と同じように手を動かすことはできませんが、見よう見まねで努力している様子は伝わってきます。
手が回らない背中は、届かなかった部分を私が洗ってあげます。
背中を洗い終わると、ゆうが手話で、お父さんの背中を洗うから背中をこちらに向けろ、と言いました。
言われるがままに、背中を差し出すと、自分のタオルで、ゴシゴシとこすってくれました。そして、手や脇を洗おうとする時は、トントンと手を上げるよう促します。私が洗う時と同じように。
背中にゆうの感触を感じながら、心臓手術の後、初めてゆうを湯船につけて、お風呂に入れたことを思い出していました。
この子に背中を洗ってもらえる日が来たんだなあと、しみじみ感じ入りました。
妻のリメイク、ゆうぽんたのたぬき衣装がトナカイに早変わり。