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ゆうびん

CHARGE(チャージ)症候群という先天的な疾病を抱えて生まれた裕(ゆう)と過ごす風景を書き連ねます。

今 伝える

最近ゆうが気に入っているトミカのミニカー。
パトカー、消防車、救急車は、幼児向けの手話の本に手話が載っているものの、クレーン車、ミキサー車などは載っていません。
ゆうは自分が知らないものの手話を聞いてくるので、答えられないこちらは困ったことになりました。
そこで、妻が聾のママさんに、どうやるの?と聞いたところ、見たまんま説明するのよ!と、ミキサー車の回転部分を見事な手の動きで表現されたそうです。
手話は視覚的な言語と言われますが、おそらくミキサー車を一度も見たことがない人でも、形状の想像がつくと思われるくらい、的確な手の動きだったそう。
それにしても思い出すのは、私も小さな頃、カバンにぎっしりミニカーを詰め込んで、どこへ行くにも持ち歩いていたことです。
見事に乗り物好きを受け継いでくれるのでしょうか。
鉄道も好きになってくれるのかな。

話は変わって時間の話です。
2歳ぐらいでは時間の概念がまだないそうですが、ゆうとやりとりする中で時間の表現が難しいなと感じていました。
手話では自分の前を未来、後を過去として指差すことで時間を表します。

「明日」https://cgi2.nhk.or.jp/signlanguage/enquete.cgi?dno=7767

「昨日」https://cgi2.nhk.or.jp/signlanguage/enquete.cgi?dno=4251

けれど、例えば、私が明日行こうね!とゆうに言っても、ゆうは今から出かけるのだと勘違いし、慌てて外出の支度を始めたりすることもしばしば。
その様子はそれはそれでかわいらしいのですが、今とこれから、昨日や明日を伝えるのは難しい、と実感します。

このことも、妻が聾のママさんにアドバイスを求めてみたところ、
流れをそのまんま説明するのよ!とあっさり。
今がお昼時で明日を説明するならば、
家に帰って、お風呂に入って、晩ご飯を食べて、テレビを見て、寝て、起きたら明日よ!
あさってだったら、
そこからまた朝ご飯を食べて、と続けて言えばわかるはずと言われました。

見えるものは見える通りに、見えないものは順を追って説明すれば、すべて手話で伝えることができる。
知れば知るほど、手話という言葉の奥行きの深さを感じます。
ゆうは聞こえないから、我々の手話が十分でないから、そんな理由で、今伝えることを怠ってはいけない。
そんな思いを強く抱きました。

 

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      砂場デビュー

こないだまでは、砂や土が手につくのを嫌がっていましたが、いつの間にやら泥んこをいとわぬ様子。
日々の変化に追いつかなくては。