ゆうびん

CHARGE(チャージ)症候群という先天的な疾病を抱えて生まれた裕(ゆう)と過ごす風景を書き連ねます。

ペンギンは何を食べる?

先日、ろう学校で動物園に遠足に行ったそうです。
動物園に行ったら、水族館行かなあかんやろう!と妻が言い、八景島シーパラダイスに出かけてきました。

〇ペンギン

動物園の事前学習で「ペンギンは何を食べる?」と聞かれたゆうが勢いよく答えた一言。

ハンバーガー!」

f:id:xh123:20170523233208j:plain

アニメの「ペンギンズ」が大好きなゆうは、ペンギンは空を飛び回り、ハンバーガーを食べると思っているらしい?
しっかりと実物を見せました。

〇イルカ

イルカが寝ているところを、はじめて見ました!
眼を閉じて、気持ちよさそうにぷかぷか浮いていました。
イルカのショーも見たのですが、横で妻が「見本がない新技は、どうやっていちから教えるんやろう?」とブツブツ。
もはや見る視点が。。

f:id:xh123:20170523233255j:plain

水族館は、夏は涼しく、冬は暖かいのも魅力ですね。

牢屋の番人

3泊4日のキャンプに出かけてきました。
今回は、他のろう学校に通うお子さんの家族と一緒でした。
手話関係のイベントに出かける中で、たまたま何度か出会って親しくなった方からお誘いいただき、初めての参加です。

ゆうだけが別のろう学校、みんなお知り合いといった中に加わるので、私は大変緊張しますが、妻とゆうはすぐに輪の中へ飛び込んでいきました。
幼稚部はゆうだけで、主に小学部高学年の子どもたち。
一緒に遊ぶのは難しいかな?と見ていたところ、お兄ちゃんお姉ちゃんが手をつないでいろいろな遊びに連れて行ってくれました。
ドロケイが始まり、子どもたちが走り回り、歓声が聞こえてきました。
もちろんゆうがそこに加われるはずがなく、どうしているかな?と思っていると、ゆうの楽しそうな声が聞こえてきます。
気になって様子を見に行ったところ、ゆうはなんと「牢屋の番人」という大役を任されていました。
そして番人ながらも、牢屋に閉じこめられた囚人に遊んでもらい、喜んでいる声でした。
走り回れないゆうに配慮し、子どもたちは自然になかまに入れてくれていました。「パパも来たの?じゃあゆうと一緒に、ちゃんと見張っていて!」と言われ、しばらく私も番人役をしました。

f:id:xh123:20170508072149j:plain

   アリの巣を観察するゆう

釣り、磯遊び、バーベキュー、温泉など、たくさん楽しいことがありましたが、「牢屋の番人」を考えてくれた子どもたちの気持ちがうれしく、キャンプでいちばんの思い出となりました。

f:id:xh123:20170508072312j:plain

授業参観

はじめて、授業参観に行ってきました。
教室の後ろにパイプ椅子が用意され、腰掛けながら、ゆうの様子を見ていました。

先生が「遠足はいつだったっけ?」と尋ねました。
ある子は「5月〇日!」と声を出し、ゆうは手話で「5月〇日、動物園だよ」とうれしそうに答えていました。
手話だと音声よりゆっくりになりますが、先生もまわりの友達も、ゆうの返事を待ってくれていました。

聞こえない、聞こえにくい友達と幼児期を一緒に過ごすことは、大切だと改めて感じた時間でした。

f:id:xh123:20170429232321j:plain

タケノコ掘り

すっかり春らしくなりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今日、わが家はタケノコ堀りに出かけてきました。
よく通る道から1本奥に入るだけで、静かな竹林があるとは知りませんでした。
農家の方が所有する竹林に伺い、タケノコについてまずレクチャーを受けました。

竹は節に成長点があり、節の間が伸びて、大きくなります。
成長のスピードは早く、雨が降ったりすれば、1晩で30~40センチも伸びるそうです。
タケノコは地面下に隠れていて、穂先が少し出ているぐらいが一番おいしいと教わり、竹林を目をこらして歩きます。

ちょっとだけ頭を出したタケノコを発見。いざ掘り始めますが、根が張っていて、なかなか根元に到達しません。

f:id:xh123:20170415233258j:plain

1時間かかって、やっと2本を収穫しました。

f:id:xh123:20170415233325j:plain

さて、ここからが本題。
家に帰って、糠で茹で、タケノコをさしみにしていただきました。

f:id:xh123:20170415233442j:plain

はじめて食べましたが、オツです!

妻の技が光る逸品かと思いきや、料理したのは私の母でした(笑)
あく抜きはなかなか大変ですね。

たまには陶芸

「あら、いいお高台、たまには陶芸がしたいわ」
ある日、NHKEテレの日曜美術館「樂家450年 茶碗の宇宙」を見ていた妻がそう言いました。

私は、小さい頃に粘土をこねたことがあるくらい、陶芸の経験はありません。
たまに土をこねたくなるものなんでしょうか。
わかりませんが、「京都人」の妻がそう言うので、陶芸に出かけてきました。

f:id:xh123:20170409215203j:plain

私は見学かと思っていたら、あんたもせぇと言われ、ゆうと一緒に初陶芸です。

ゆうと私は、ゆうの手形を入れた平皿を作りました。

f:id:xh123:20170409215239j:plain

f:id:xh123:20170409215114j:plain

妻の力作、完成。

今日は一日体験だったので、色付けをお願いして終わります。
コースによっては、削ったり、色付けも自分でできるそう。

f:id:xh123:20170409215325j:plain

できあがりが楽しみです。

こちらでお世話になりました。

www.koganecho.net

桜が満開の週末でした。

f:id:xh123:20170409222710j:plain

記憶力

かなり前から、ゆうの記憶力の良さに驚くことがありました。
特に日付や数字を、まるでビデオカメラのように、映像として記憶していると思うことがたびたびあります。

例えば、先日実際にあった話。
妻がゆうに「ほたるを見たことあるね」と言いました。
昨年、ゆうを連れて、夜にほたるを見に行ったことがあるのです。
すると、ゆうは、「その日はMさん(妻の友人)と劇を見て、お昼を食べて、Aさん(美容師さん)に髪を切ってもらって、ほたるを見に行って、夜にお寿司を食べた。25日」と答えました。
妻は昨年の手帳をめくり、6月25日にそのような予定があったことを見つけました。

成長していく中で、薄まっていく特技なのか、それともこのことが何か将来を示唆しているのかわかりませんが、4歳のゆうの記録として書き留めておきたいと思います。

春のヘアチェンジ。

f:id:xh123:20170326181611j:plain

ドラム缶でピザを焼く

青少年野外活動センターで開催された、自然体験フェスティバルに参加してきました。

マシュマロ焼きやポップコーン、焼きサンドづくりなど、自然の中での料理体験にはじまり、竹馬やコマなどの昔遊び、ツリークライミングや綱渡り、草木染め体験もあって盛りだくさん。
そんな中、多くの人を集めたイベントはこちら、ドラム缶ピザ焼き体験です。

生地をのばす

f:id:xh123:20170320225718j:plain

 

フォークで穴をあける

f:id:xh123:20170320225759j:plain

 

材料を乗せる

f:id:xh123:20170320225847j:plain


ドラム缶で焼く

f:id:xh123:20170320225925j:plain

できあがり

f:id:xh123:20170320230017j:plain

 

ろう学校に入ってから、あっという間の半年間。
ゆうは年少を終え、4月から年中さんになります。

最近のゆうの名言。

〇「だいこん」に「たいこ」がある
「すいか」に「いか」がいる
〇「れいぞうこ」に「ぞう」がいる
〇ノリで「はる」と「はる」がくる

私より、センスあります。