ゆうびん

CHARGE(チャージ)症候群という先天的な疾病を抱えて生まれた裕(ゆう)と過ごす風景を書き連ねます。

親子料理教室

クリスマスは、地域センターで開催された親子料理教室に参加してきました。

申し込みの時、電話に出た担当の方が「えっ、3歳?料理の経験ありますか?ちゃんとできますか?」と尋ねられたそう。
すかさず妻が「あんまりないから参加希望、でもきっと大丈夫(笑)」と答えたらしい。

我が家は、前のめりに進みます!

いざ作るメニューは、サバ缶のサンド、タンドリーチキン、豚汁、ナムル、白玉だんご。

 

鶏肉に調味料をまぶし

 

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大根を切り

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ニンジンを炒め、

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サバの水煮缶をあけ、味噌とマヨネーズを混ぜ合わせ、

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白玉をまるめました。

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というわけで、無事作り上げることができました。
そして、そのまま昼食へ。

豚汁は、おばさまたちが用意したおだしを使ったので、これまで食べたことないほど薄味。けれど、だしの味がじわーっとしみてきて、おいしい。
おばさまたちのアドバイスに学ぶことも多かったです。
ごちそうさまでした。


そして、メリークリスマス!

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門松づくり

今月は、すでにもう5人のサンタクロースに会いました。
クリスマス会ラッシュです。

そんな中、生田緑地で開催されたミニ門松づくりに参加してきました。

 

1)用意されたわらを、プラスチックの入れ物に巻いて、貼りつける

 

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2)わらをひもで巻き、イボ結び・男結びで縛りつける
  (これが難儀で、1対6本中、1本しかできませんでした)

 

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3)巻きつけたわらから不要なわらなどを取り除き、切りそろえた後、わらを編む

 

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4)プラスチックの入れ物に竹をさし、周りに砂を入れながら、木の棒で固めていく

 

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5)松を差し、彩りを加えて、飾りつける

 

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6)完成!

 

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さて、どこに飾ろうか?

背中を流してもらう

お風呂に一緒に入るとき、これまでは私がゆうを洗うことがほとんどでしたが、ふと思い立ち、私とゆうが向き合って、一緒に体を洗ってみました。

手や首、お腹、足、とタオルでこすっていきます。
まだ、私と同じように手を動かすことはできませんが、見よう見まねで努力している様子は伝わってきます。

手が回らない背中は、届かなかった部分を私が洗ってあげます。

背中を洗い終わると、ゆうが手話で、お父さんの背中を洗うから背中をこちらに向けろ、と言いました。

言われるがままに、背中を差し出すと、自分のタオルで、ゴシゴシとこすってくれました。そして、手や脇を洗おうとする時は、トントンと手を上げるよう促します。私が洗う時と同じように。

背中にゆうの感触を感じながら、心臓手術の後、初めてゆうを湯船につけて、お風呂に入れたことを思い出していました。
この子に背中を洗ってもらえる日が来たんだなあと、しみじみ感じ入りました。

 

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妻のリメイク、ゆうぽんたのたぬき衣装がトナカイに早変わり。

畑とバレエ

昨日は家の近くで、農園体験をしてきました。

blog.goo.ne.jp


サツマイモを掘り、

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プチヴェールの葉を取り、

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大根を引き抜きました。

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そして今日は、東京芸大の学生さん達による、コンサートとバレエの公演を見てきました。

https://www.facebook.com/babyandmama.art/

 

琴とカヌー、畑とバレエなど、妻セレクトのごった煮?の週末にも、ようやく慣れてきました。

「ゆうくんはきっとオリジナルに育つわ!(笑)」
先輩ママさんにそう言われましたが、、それは妻に似る楽しみでもあり、不安でもあり(笑)

はじめてのメイク

妻いわく、今日は勤労感謝の日ということで、私たち親子にスペシャルプランをご用意いただいたそう。

「京劇って知ってる?中国の伝統芸能。」と言われ、てっきり観劇するのかと思っていたら、まさかのメイク体験でした。
というわけで、今日は私とゆうで京劇メイクにチャレンジしてきました。
主催は新潮劇院、京劇の立ち回りや衣装の体験を企画されています。

www.shincyo.com

ゆうには、「お化粧するよ」と伝えていましたが、手話で「いらない」と言います。
不穏な雰囲気を感じつつ、顔に色をつけていきますが、ゆうは、いやいやしながら、抵抗を続け、しまいには昼寝してしまいます。
そうなればこちらの思うつぼで、寝顔に妻がヒヒヒと絵筆を進めました。
起きて、私の京劇メイクを見つつ、ご機嫌に過ごしていましたが、鏡で自分の顔を見るなり、大号泣。早くきれいに、と怒り出します。

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私が男のメイク、ゆうはなぜか女のメイク。

ゆうぽんた

ゆうはこの秋から編入学を許可され、ろう学校幼稚部に通い始めました。
そしてこの週末、ろう学校の文化祭があり、さっそく、太鼓、ダンス、劇に出演しました。

劇では、たぬきのゆうぽんた、主役です。
張り切って毎日練習し、本番も実にひょうひょうと演じていました。

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たくさんの疾患を抱えて産まれ、いのちをつなぐこと、コミュニケーションをとること、それさえ祈りであった数年前を思い起こし、ステージに立っている姿を見るだけで感慨深いものがありました。

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いただきますの日

11月11日、箸が並んだようなこの日は、いただきますの日だそうです。
日々の食卓に関係するさまざまなつながりに感謝し、その大切さを改めて考えてみる日。

itadakimasu1111.jp

我が家はアサヒグループ本社で開かれた間伐材を利用した、お箸作りのワークショップに参加してきました。

広島県にあるアサヒビールの社有林にあったアベマキとヒノキを、カンナで削って、箸を作ります。
今ではお目にかかりませんが、ビール瓶の蓋の裏には、コルクが使われていました。
戦前、このコルクは輸入していたそうですが、戦争で輸入できなくなったため、コルクの代わりとして、アベマキの皮が使えそうだというわけで、アサヒビールはアベマキの生えている森林を買ったんだそうです。
世の中、知らないことばかりです。

というわけで、箸づくりに挑みます。

箸づくりのための枠に木をはめこんで、カンナで削っていきます。
4つの面を2種類の木枠に入れてカンナをかけた後、形を整えるべくヤスリで磨き、最後にくるみの蜜蝋を塗って仕上げます。

森林科学科卒の妻の手つきは鮮やか、ゆうはカンナから出る薄く長い木くずに夢中でした。

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1時間ほどで親子の箸ができました。
乾性油で手入れをしていけば、長く使えるそうです。
木の香り、手触りもそれぞれ違います。末長く、お付き合いしてきたいものです。

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