ゆうびん

CHARGE(チャージ)症候群という先天的な疾病を抱えて生まれた裕(ゆう)と過ごす風景を書き連ねます。

お箏の時間

最近、妻からのタスクがレベルアップ。
サラッと「今日はお箏を弾いてきて」と言われました。

・・・というわけで、関内ホールでお箏を爪弾くワークショップに参加してきました。

 

事前申し込みに抽選があったそうですが、通された部屋には小学生ぐらいの女の子ばかりがきちんと正座をして待っています。
場違いにももう慣れているので、右手の親指に合う爪を選んでいただき、いそいそとお箏の前に座りました。

 

爪をはめて、箏をつま弾いた後、3拍子、4拍子で「さくら」の音階をたどります。

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そうそう、託されていた楽器の絵カードも見せなきゃいけないなと思っていると、ゆうから「こと」と書かれたカードを見せろ、と指示が飛びます。

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ふむふむと読んでいます。

 

最後に「どなたか質問ありますか?」と先生から。
すかさず遅れてきた妻が、ただひとりハイっと手をあげる文化の日。。

ボケとツッコミ

連日私の帰りが遅いため、最近のゆうの様子を妻に聞いてみたところ
「毎日がスーパーライブや!」とのコメントが返ってきました。

妻が洗顔フォームを手にし、「うぁ、おいしそう~」と食べようとすると、
ゆうが「違う違う、顔を洗って」
夕飯支度前に「さっ、魚釣りに行くか」、
「違う違う、冷蔵庫開けて」
夜遅く「さっ、出かけるか」、
「違う違う、寝るんだよ」
妻のボケに、すかさずゆうがツッコミを入れるそう。

「ほんまスッとするわ!」と妻はとっても楽しそう。
私が不得手とする俊敏な掛け合い、ゆうのおかげで妻の機嫌もよく助かります。

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     秋の鎌倉

 

ガハクの小部屋2

フライングタイガーのアクティビティブックから。

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   大好きな同級生の女の子

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  大好きなひとつ年上の女の子

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   大好きな担任のせんせい

 

次は愛車セレクション

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      アウディ
(まんなかの4つの輪がポイント)

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       ベンツ
(言わずと知れたエンブレムが左に)

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      ボルボ

(VOLVOの文字がはっきりと!)

 

最後は手話の先生、いくさん

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妻いわく、こわいほどそっくりらしい。。

 

今日はデフパペットシアターひとみの人形劇を見てきました。

デフパペットシアターひとみは、「きこえない人」と「きこえる人」が一緒につくりあげていく人形劇団です。

deaf.puppet.or.jp

横浜人形の家のあかいつく劇場で「一寸法師」を観て、人形やさまざまな楽器、演者さんたちと交流してきました。

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 ひとみの代表の善岡さんと。

善岡さんは、NHKEテレ「みんなの手話」の講師もされています。
うちに帰ってきて、毎週日曜日19時半から始まる「みんなの手話」を見て、同じ人だねえ、一緒に写真撮ったねえ、とゆうと話して盛り上がる夜。

稲刈り

今年田植えを体験した田んぼの稲刈りに出かけてきました。
私たちは植えただけ、田んぼの持ち主の方が、ずっと稲の成長を見守ってくださいました。
ありがとうございます。

6月から4か月あまり、黄色の稲穂が頭を垂れて、私たちを待ってくれていました。

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小雨の降っていた午前中は、農家の納屋で脱穀、精米など、今と昔の農機具を使って説明を受けました。

その後、あぜ道に座って、みんなでお弁当。
おにぎりを食べていると、ゆうが稲とおにぎりを指差し「一緒だね」と一言。
よしよし、連れてきた甲斐があります。

午後からはカマを使って、ひとつひとつ稲株を刈っていきました。
右手にカマを持ち、稲株を左手で握り、地面から10cmほどの所で刈り取ります。
3~4株で左手がいっぱいになると地面に置き、ワラでひとつにくくります。

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30人ほどで2時間あまり鎌を振るうと、田の約半分が刈りとられました。
そろそろ慣れない姿勢が体にこたえてきます。

そしてここから、コンバインの登場。
すかさず妻がこれいくら?と聞き、車が買えるくらいの値段が返ってきました。
高いものだなと思って聞いていましたが、実際の作業を見せていただくと納得!
それ以上の価値がありますね。

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あっという間に、刈取りと脱穀が進みます。

田植えも稲刈りもそうですが、人の手よりも、機械の方が、時間的効率だけではなく、ロスが少なく歩留がよいそうです。
ちなみに稲株ひとつほどで、ごはん一膳分だそう。

米粒から、ぬかるんだ泥、チクチクしたワラが浮かぶ、そんなゆうの原体験を作ってくださる機会となりました。
最近では、さまざまなイベントをゆう以上に楽しんでいる妻と私がいます(笑)
貴重な体験をありがとうございました。

そして、近くまで来たという理由をつけて、たまにはSL!
中学高校時代、秩父鉄道のSLパレオエクスプレスを撮影に来た記憶があります。

初めてのSL。
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ずっと走り続けているんだなあ、とひとり感慨深く思うものの、テンション高いのは私だけ。
妻子はこの後、寝ました。。

たまには狂言

「たまには狂言が見たいわ」

ある日、妻がそう言いました。

私は能や狂言はテレビで見たことがあるくらい、実際に鑑賞したことはありません。
そんなたまに見たくなるものなんでしょうか。
わかりませんが、京都人の妻がそう言うので、今日は渋谷にあるセルリアンタワー能楽堂に出かけてきました。

ちょうど親子でたのしむ狂言の会があり、正面3列目の席を予約することができました。

oyako-kyogen.seesaa.net

演目は、「盆山(ぼんさん)」と「蝸牛(かぎゅう)」の2つ。
それにワークショップもあって、初めて狂言を見る子どもや大人のために、解説してくれます。

私は、能楽堂狂言を観るのは初めてでしたので、ワークショップのおかげで基本的な見方を知ることができました。

子どもが声を出したり、泣いたりしてもかまわない、と話があったので、本当に気軽に狂言を楽しみました。

ゆうは、笛の音にとても驚きつつ、真正面で繰り広げられる演者の動きに、目を奪われていました。
また観たい、と言ってくれるかな。

たまには狂言に来よう(笑)

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「ヌ」 カヌー

ある晩、家に帰ってくると、妻が一言、
「至急、カヌーに乗る必要がある。」
なになに?

 

ゆうが気に入っているカタカナのカード、一文字にひとつイラストが描かれています。
例えば「ア」だとアイロンの絵。
小さい子どもにとってわかりやすいように、身近なものが選ばれています。
そこで妻は家の中から該当するものを探しだし、これだ!と実物を見せているそう。
ところが「ヌ」がカヌーだったらしい。。
至急必要に至った経緯がわかりました。

 

いざ調べてみると、カヌー体験は各地であるものの、年齢制限があり、3歳でも乗れる場所は少ないことがわかりました。
そしてやっと見つけたのが、こちら宮ヶ瀬湖の体験教室、早速今日出かけてきました。

イベント情報(2016年9月25日)|公益財団法人 宮ヶ瀬ダム周辺振興財団

13時30分スタート、90分間のレンタルカヌーだったのですが、乗る前にライフジャケットを着込んで、説明を聞いていると、ゆうはうとうと。
ライフジャケットが暖かく、昼食後のゆうには眠気を呼び起こしたようです。

しかたないので、そのままカヌーに乗り、出航。

まず、風の来ない岸辺に行き、漕ぎ方を教わります。
この日は、幸いにも他にカナディアンカヌーの参加者がいなくて、個別に丁寧に教えていただきました。
岸辺に沿って、右に左にゆらゆら漕いでいると、ゆうも目を覚ましました。

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起きたら、湖の上ってのも驚きますよね。

私も、ずいぶんカヌーはごぶさたしていましたが、いざ漕ぎ出すと、なんとなくコツを思いだしてきました。

湖にかかる橋の下まで行き、その後もガイドの先生の説明を聞きながら、湖を漕いでまわりました。

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ゆうは、自分も漕ぐと言わんばかりにパドルを水面につけますが、腰をあげそうになるたび、湖に落ちてしまいそうで、こちらはヒヤヒヤ。
本人はさほど気にすることなく、右に左にパドルをつけ、その気になっている様子でした。

結構、気に入ってくれたかな。
私も、久々のカヌー、ゆったりとした時間を思い出しました。

 

近々、「ヌ」カヌー第2弾をお届けします。

私と妻がカヌーにはまったから(笑)

宇宙と芸術

六本木ヒルズ森美術館で開かれている「宇宙と芸術展」に出かけてきました。

宇宙と芸術展 | 森美術館

隕石やダ・ヴィンチ天文学に関する資料、曼荼羅や「竹取物語」など、数々のいにしえの物語、現在活躍するアーティストの作品、と世紀をまたいでさまざまな角度から、人と宇宙の関わりをとらえています。
洋の東西、時間の今昔、多様な作品が並べられていて、奥行きのある展示でした。

ゆうは、チームラボの作品
「《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light in Space》」 2016年/インタラクティブ・デジタル・インスタレーション/4分20秒/サウンド:高橋英明

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がお気に召したようです。
作品の空間に入り、出たいと言うので外に出てみると、また観たいと言い出す。
この繰り返し。

 

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ゆうにとって、どんな刺激となったでしょうか。